【森山の原点】初心忘るるべからず

4月8日、46歳の誕生日に際してはたくさんのお祝いメールやご連絡をいただきました。ご厚情に心より感謝申し上げます。

「初心忘るるべからず」の言葉にあるように、27歳の正月に政治活動開始をお知らせした手紙を掲載します。

本年もよろしくおねがいします。

http://h-moriyama.jp/pages/profile/city/index.html

●どうして政治家になったのか

「なぜ政治家になったのか」

当然ながら今の世の中に対して怒りをもっているから、もっとよくしたいから、というのが基本にあります。
では、どうして政治家という手段なのか、ここでは1999年1月、政治活動の開始にあたってそれまでお世話になった方々へお送りした手紙をご紹介します。

ご挨拶
拝啓 激寒の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、心より厚くお礼申し上げます。

私儀         

昨年十月三十日をもって関西テレビ放送株式会社を退職し、来春の統一地方選挙において政治の刷新をめざすべく出馬を決意しました。記者の目からの徹底した情報公開によって政治を身近なものにし、従来の政党の枠にとらわれず市民やNGO(ボランティア)の立場から発言すべく、当面無所属で活動します。
この日本を覆っている暗い閉塞感を払拭し、「二十一世紀の地球共生社会」をめざして努力する所存でございます。
在職中、また新金岡小学校、錦西小学校、月州中学校、三国丘高等学校、明治大学などこれまでの人生において皆様には一方ならぬお世話を頂き、大変感謝致しております。今後ともよろしくお願い申し上げます。
事後となり大変失礼とは存じますが、私が政治活動に移ることになった経緯をご報告致します。
私が九十二年末、「カンボジア帰還民救援」のNGO(国際ボランティア)の仕事に参加したとき、難民キャンプから帰ってきたばかりのカンボジアの青年が、まっすぐに何もない国土と地平線を見詰め、「この国は僕たちが創ってゆく」といった言葉を忘れられず、以来学生時代にロシア、旧ユーゴスラビアなどでの人道援助に次々加わりました。戦争や地雷や貧困や病気など想像を絶する現実を目のあたりにするとともに国連や外国のNGOの仕事も見ることができました。たくさんの「援助」が現地の人々の自立を促している一方で自立心を蝕む依存型社会を作り出している現実を見ました。そして「日本のNGOが組織としても社会の中でもまだまだ発展途上にある」と感じ、地球共生のために日本でも社会的認知と支援が必要であると思いました。
また、カンボジアなどで問題になっている「自立心を蝕む」構造は日本国内にもあることを関西テレビでの取材活動を通じて感じました。仮設住宅を舞台としたドキュメンタリーで出会った生活保護を受けている男性が「貯金したら打ち切られる生活保護は酒とパチンコに使うしかない」とアルコール中毒に打ち克てないでいる様子を見たとき、「自立」を阻むシステムを変えられない悔しさを感じました。自分で稼ごうと頑張るより保護されれば楽でお金ももらえる、それをわかっていながら誇りを持って働くお母さんに感動しました。
阪神大震災を契機に一気に認知度があがったボランティア活動が社会に根付く様子を取材しようと「ボランティア休暇制度」など日本社会のNGOとの関わりの変化や実際のボランティア活動などの取材を重ねましたが、せっかくできたボランティア雑誌の廃刊など、辛い場面にも立ち会いました。 しかし、日本の社会も変わりつつあります。これまでのようにお役所に「任せきり」ではいけないと思い「できることはやろう」という人もふえてきています。
記者としての仕事は大変有意義でやりがいのあるものでしたが、結局、第三者としてしか関わることの出来ないもどかしさを常に持ちつづけていました。
これからは「自立心を蝕む」カネの使い方を改めて努力が正当に評価されること、「NGO」が社会的認知を得て行政、企業に続くひとつのセクターとして活躍できる事、そのために「情報公開」を徹底し、また税金を使う側は結果責任のほかに説明責任を果たすこと、その上で現状を改善するパワーとなることを目標に主体的に活動します。
「ジャパン カンボジア フレンドシップ プロジェクト」において現場でカンボジアの教育問題にとりくむとともに、「森山・市民情報フォーラム」において実際に情報公開活動を始めました。
「政治の世界」はドロドロだといわれます。そんなところで何ができるとお叱りも受けました。ですがいつまでも利益誘導型の政治で良いはずがありません。私はこの身を政治の世界に投じて風通しを良くし、環境と調和して世界に貢献する人づくりのできる社会づくり、まちづくりができれば、と考えています。
若輩者が志ひとつで始めた活動です。青臭いと笑われるかもしれません。ですが訴えつづければ通じると信じています。社会はみんなが参加しなければ変わりません。
どうかお力添えいただけますよう心よりお願い申し上げます。
今後とも変わらぬご指導の程、重ねてお願い申し上げます。

敬具